週刊少年ジャンプ

約束のネバーランド【ネタバレ】109話「進め」感想!

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エマ達はシェルターを無事脱出し、一時的に住んでいた地下広場へと戻ってきた。
そこで疲れ切った子供達は安心して睡眠をむさぼるのであった。

そんな中、撃たれたクリスに付き添って眠れずにいるエマの前に———————
シェルターから戻ったユウゴが優しく声をかける。

しかしそれはエマが見た夢————————。

その時シェルターのユウゴは、エマ達と出会ったこの1年半のことを思い出していた。

そして激しい爆音が響き、地下にいたエマは急いで地上へと駆け上がる。

そのエマの瞳に映るのは・・・・・遥か遠くのシェルターから出る大きな白煙だった。

エマはその場で蹲り、一人呟く。「イヤだよ・・・ユウゴ」

その頃、ルーカスに起こされたユウゴは彼に導かれ、
笑顔でいっぱいの昔の仲間達に迎え入れられていた。

ユウゴは想い人のダイナに抱きしめられたまま呟く。
「ごめんな・・・思いの外、早く来ちまって・・・・・」

それにダイナが答える。
「ありがとう、がんばったね。ユウゴ」

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約束のネバーランド【ネタバレ】第109話「進め」

1.地下広場にて

「着いた・・・!」
シェルターを無事脱出したエマ達は—————
前に一度住んでいたことがある広い地下空間へと辿り着いた。

「聞いてくれ」
みんなに向かってレイが語りだす。

今日からここが俺達の住み家になる。
シェルターほど快適じゃないが、
ラートリー家にも農園にも知られていないから安全だ。

外は交代で見張るようにする。
細かいことは明日きめよう。
今はみんな休んでくれ。

子供達は疲れからか、みんなぐっすりと眠りにつく。

が・・・エマは撃たれたクリスの横で眠らずに思い悩んでいた・・・・。

クリスが撃たれて、2人も死んだ・・・・
ユウゴとルーカスはどうなってる?

全部私のせいだ

判断を間違えた?

もうこれ以上死傷者は出せない。

どうすれば全員生き残れる?

あれが最善だと思った・・・
あれ以外にも選択(みち)はあったのかな?

怖い

怖い・・・

恐怖で頭を抱え込むエマ。

「エマ」
——————その時、誰かがエマに声をかけてくるのであった。

シェルターの脱出を余儀なくされたエマ達。
避難場所は懐かしい地下空間! ここならかなり安全である!
読者もひとまずはホッとしてる筈である。

そして、こんな時にも「さすが」なのがレイである。
ゆっくり冷静に力強く語るレイの言葉には、みんなを安心させる説得力が存在し、
高ぶった心を落ち着かせてくれるのである。

それにしても・・・・・心配なのがエマである。
誰も死なせず全員で生き抜くことを一番大切にしていたエマだから・・・・

仲間の死と、瀕死のクリスの事で
心の均衡を崩してしまっても何もおかしくはない。

そしてユウゴとルーカスの生死も絡み・・・・・
言い知れぬ恐怖に襲われるのも無理もなかろう・・・・
この状況なら普通の大人でもパニクって混乱してしまうだろう。

耐えろ、エマ! 何とか踏ん張れ、エマ!

で、エマを呼びかけてきたのは一体誰?
続きを読み進めよう。

2.ユウゴとの対話

「!」 エマが声のした方に顔を上げると——————

「ユウゴ!」

そこには笑顔を浮かべたユウゴが立っていた。

「良かった・・・! 無事だったんだね。」
エマの顔がほころぶ。 「ルーカスは?」

「心配ない。お前らは?」ユウゴも問い返す。
「あれから誰もケガはなかったか?」

「うん」

「クリスは?」

「まだ意識が戻らない・・・・・」エマが俯いて言う。

「エマ。お前のせいじゃない。」ユウゴはエマを真っ直ぐ見据える。
「俺が前にした話覚えてるか?」
それは以前、エマと「判断」の大切さについて話したことだった。

ユウゴは語りだす。

正しい判断を下すこと。下そうとすることは大切だ。
でも決してそれだけが全てじゃない。

判断が正しいか間違っているかなんて
その時には誰にも判らない。

だから大切なのは判断の後———————
下した判断を正解にする努力(こと)。

たとえ下した判断で悪い結果を招いてもそこから何ができるか、
如何に足掻くかこそが大切なんだ。

「自分の判断を信じろエマ
そしてそれでどんな結果が出ても前へ進め。」

「お前なら、お前達なら世界を変えられる。」

ユウゴはエマの頭を優しく撫でながら微笑む。

「何でそんな話するの?」エマが叫ぶ。
「ユウゴも一緒にいられるんでしょ!?」

「ごめんな」

ああ・・・そうか

〝これは夢なんだ〟

多分・・・ユウゴは・・・・・
ユウゴ達はもう———————

エマの夢。心の対話。
エマの心の叫びと救済が描かれる。

ユウゴは言う。
「大切なのは判断の後、下した判断を正解にする努力(こと)。
悪い結果を招いてもそこから何ができるか、如何に足掻くかが大切なんだ。」と!

この言葉はホントに重い。
これはエマだけではなく、全ての人に贈られた言葉。

人が生きていく限り、人生を通して実践していく言葉である。

そして悩み続けるエマにとっての贖罪の言葉と行動になるのだ。

多分ユウゴは—————
認めたくないが、読者も心の準備が必要かもしれない。

3.ユウゴ、生と死の狭間で

———————2046年1月
ザッザッ 荒地を歩くユウゴの姿があった。
ひとり扉を空けてシェルターへと入る。

彼は考える—————
年が明けた、これで何年だ?
独り何も変わらない毎日。

怖い 苦しい 何も考えたくない

何もない食堂のテーブル・・・・・
(そこに笑顔の仲間達の幻影が視える。)

ユウゴを突然吐き気が襲う。

誰もいない。
全員死んだ。
俺が死なせた。

「生きてユウゴ」(好きだったダイナの声が聞こえる・・・・)

生きなきゃ  生きなきゃ  生きなきゃ

「お茶会しましょう」
「一日の最後にみんなでちょっぴり贅沢するの」(ダイナの声が聞こえる)

あの時GPへ行かなければ、お前達と食べていたはずのクッキー・・・・・

ごめん  もう許して   頼む許してくれ

————————ユウゴは銃口を頭に突き付ける。—————————

俺もそっちに————————

「!?」 あの日エマ達が突然現れた。

そして俺は死にそびれた。
でもあの時、死んでいなかったから———————

今の仲間達と会うことができた。
ルーカスとも再会できた。
仇を倒して密猟場を壊し・・・希望が見えた。

この1年半楽しかったなぁ。

〈ユウゴはシェルターの武器庫でうつ伏せのまま微笑む〉

ホント生きてて良かった。

ああ・・・くそっ死にたくねえ。

〈後ろからアンドリューが近づく〉

人間の世界も、エマ達の成長も見たかった。

〈アンドリューがユウゴに照準を合わせる〉

「けど、あいつらを守れるなら笑って死ねるぜ。」

シュ—————————————ッ

〈武器庫にはユウゴが前もってガスを流していた・・・・〉

カチッ

〈ユウゴは微笑み、ルーカスが引き金を引く〉

望む未来を叶えろ!
頑張れよ    エマ

ドオオオオン!!!

先週のラストからここへと繋がる・・・・・

そしてここまでのユウゴだけの物語。

ここでユウゴが自殺しようとしたまさにその時—————
エマがシェルターを訪れたことが発覚する。

そう、エマ達はユウゴの命を一度救っていたのだ!
この出来事だけは誰も読めなかったはずだ!!
そして前回の扉絵のクッキーの意味もしっかりと描かれる。

こんな様々なとこにまで伏線が存在するなんて・・・・・ホント何てマンガだ!!
作者のプロット構成にはいつも頭が下がりっ放しである!

「あいつらを守るためなら笑って死ねるぜ」って・・・・
読者は涙でいっぱいで・・・・でもユウゴは最期まで笑顔で・・・・・・・・

こんなに切なくて笑顔で悲しくて辛い「約束のネバーランド」は初めてだ。

4.がんばったねユウゴ

辺りに大きな爆音が響き渡る。
エマは急ぎ地上へ駆け上がる。
「嘘だ・・・嘘だよ・・・。」

エマの目に映るのは—————
遥か遠く、シェルターのあった場所からもうもうと上がる白煙であった。

「イヤだよ・・・・ユウゴ。」
エマは両膝の上に手を付き、中腰で叫ぶように泣き崩れるのであった。

ユウゴ  ユウゴ

俯せで気を失ってるユウゴを揺り動かす手があった。

「起きて、ほら!」ユウゴを起こしたのはルーカスだった。

「見ろよユウゴ。」
目を覚ましたユウゴにルーカスが言う。

ああ
会いたかった・・・・・ずっと!

ユウゴの目の前には———————
今までずっと「回想の中」でしか会うことができなかった、
昔からの仲間達が、変わらぬ姿でみんな優しく微笑んでいた。

「みんな・・・・!」

(その中に想い人のダイナを見つける)

ダイナ・・・・!

ユウゴは仲間の輪に入る。ダイナが優しくユウゴを抱きしめる。

「ごめんな・・・思いの外、早く来ちまって・・・」

ダイナはユウゴの髪の毛を優しく撫でながら囁く。
「ううん。」

「ありがとう、がんばったね、ユウゴ。」

エマの目に、読者の目にユウゴが死んだという事実を否応なしに見せつけられ——————
胸が押しつぶされる苦しい感覚に襲われる。

けど、みんなと会えて幸せそうに微笑む———————
ダイナに抱きしめられて安らかに和むユウゴを見ることができてホントに良かった。

このラストは、今まで頑張ってきたユウゴに、

作者から贈る、ささやかで心に沁みる最高のプレゼントなのだ。

ユウゴもルーカスも、
きっとエマ達の傍に、読者の中に、永遠に生き続けていくに違いない。

ありがとうルーカス、ありがとうユウゴ。 がんばったね。

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約束のネバーランド110話考察

今回の「約束のネバーランド」ほど、
「死」と「哲学」に彩られた回は見たことがない。

という事で今回のポイントは2つ。
「エマの哲学」と「ユウゴの死と再生の物語」である。

「哲学」は、エマが見た夢の中で、ユウゴを通して語られる「人生哲学」である。
その言葉の数々は前にも書いたが——————

「大切なのは判断のあと」
「下した判断を正解にする努力(こと)」
「悪い結果でも、そこから何ができるか、如何に足掻くかが大切である」
「自分の判断を信じ、どんな結果でも前に進むこと」

何てすんなりと胸の中に入ってくる言葉たちだろう!

この哲学はエマが前に進むうえでの再生と贖罪としても機能する事となる。

エマが傷付きボロボロになった時も、迷いつかれた時も、
誰かにすがりたくなったり、罪悪感を感じたりした時も
エマはこの言葉たちに支えられ、力づけられて前を向いていけるのである。

それだけ未来や、希望、輝く明日にとっての重要な本質を持つ言葉たちなのである。

「死」に関しては、ユウゴの物語で繰り返し語られる。

「死」による仲間達との別れの物語。(絶望感を味わい)
孤独から「自殺」という「死」と向き合う物語。(受け入れ)
最後には仲間のために喜んで「死」に立ち向かう物語。(乗り越える)

ユウゴは死を複雑なプロセスで昇華し、最後は昔の仲間の元へと向かい、
全ての「死」から解放されるのである。これが「再生」である!

長々と書いてきましたが、

とにかくシンプルに、
「エマ、進め! 自分を信じろ!」
「ユウゴ、ほんとにお疲れ様、すべてから解放されて———————
天国でみんなと楽しく過ごして下さい。」

と、叫びたかった。 ただそれだけなのだ。

来週も「ユウゴの想い」を胸に秘め、
必ず立ち直ったエマが明るい笑顔を見せてくれるはずである!

それを信じて頑張っていこうではないか!!

私を含めた読者諸君も自分を信じて進むしかないのだから!!

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