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約束のネバーランド【ネタバレ】91話「ありったけを」感想!

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約束のネバーランド第91話「ありったけを」ネタバレ

より精神的に成長した、自分が食べたいと思う人間を作りあげるため、長い時間をかけて生き残らせた人間の負の精神の増幅を観察してきた…。
その状況が自分の描いたものになった事に楽しみを覚えるレウウィス。

まだ完全に見えてない目で薄暗い空き家の中、エマ達を探し求める。

エマは二階の廊下の奥の物陰に潜み、そっと様子をうかがう。
先程、レウウィスが侵入する直前にレウウィスの弱点に気付いたエマは
短時間ながらみんなと新たな作戦を立て直す。

それは「レウウィスが再生をする前に斃してしまう」という全員連射攻撃であった。

エマが廊下の奥から正面切って連射する。
鬼がエマに迫った瞬間、横にいたレイがすかさず連射する。
逃げては次のナイジェルが連射、と、連射の波状攻撃で畳みかけていく。

そして3人揃ったところで、一斉連射を浴びせる。
さすがのレウウィスも壁を壊し屋外へと場所を移す。
が、そこにも待機していたオジサンがさらなる連射を浴びせる。

全ての状況を把握し、体勢を立て直し、反撃を試みようとしたレウウィス。

が、突然、思わぬところから攻撃を受ける。

レウウィスの前に立ちはだかる人影。

そこには毅然と仁王立ちしたアダムの姿があった。

1. レウウィスの思惑。

人間は幸せや希望を求める。そして危機感や、極限の状況下での絶望の中でこそ成長し、進化する。
そのために仲間を目の前で皆殺しにし、あえて一人だけ生かして逃がす。
すべては逃がした人間を悲しみや憎悪で成長させるため。

そして、成長したその者と再びスリリングな狩りのゲームを楽しむがため…。
その願いがようやく叶った。

今の自分が危機感を覚えたこの状況。

これだよ。

「これこそが狩り、望み、食いたいと欲する〝人間〟だ。」

さあ、楽しもう。
もっと、もっとだ!!
まだ手元しか見えない薄ぼんやりした視界を歪まし、狂気の笑いを浮かべる
レウウィスであった。

ここでレウウィスの真意が明かされる。
すべては、食いたいと欲する人間を育てるために途方もない時間をかけて、
作り上げ練り上げられたものであったのだ!

驚愕。やはり人間は鬼にとってはただの「家畜」であるという事実を
改めて目の前に突き付けられ、読者は足元が一気に崩れ去る感覚に襲われる。
怖すぎる…恐怖の食物連鎖。目を背けずにはいられない。

2. エマの秘策。

レウウィスが侵入する直前にエマ達が話し合っていたこと――
それは、エマがふと気付いたある事から始まったのであった。

「どうしてあの時に手を再生しなかったのだろう?」

そう、前にナイジェルが撃ち抜いた左手…。かなりの深手だったはず。
それなのにレウウィスの手は家を壊す直前までそのままだったのだ。

「再生に何らかの不利点があるのかもしれない。」レイが鋭く突っ込む。

「例えば再生回数が決まっているとか、物凄いエネルギーを消費するとか…。」
若い時はすぐ回復するけど歳取ると遅いみたいな…と、みんなに分かり易く例えるレイ。

それにはナイジェルも思い当たる事があった。
確かに、前に斃した若いルーチェはホイホイ素早く再生していた。
でもレウウィスは…。

「あれで良かったんだよ。おじさん。」
あまりにも真っ直ぐな瞳でエマが言う。

「オジサンがやったあれで正しかった。」

連射。そう、あれとは再生の時間を与えない連射。

「撃ちまくろう。」レイが言い放つ。
閃光弾が効いている内にとにかく狙いまくる! 多くの傷をあたえるのだ!
――それが、エマたちが考え出した新しい作戦の概要であった。

突破口発見!
「死中に活を求める」とは正にこのこと。

エマの何ものも見逃がさない鋭い観察力と、レイの豊富な情報量と的確な分析力。
この2つが合わされば「鬼に金棒」いや、「鬼に弱点」である!

無敵に見えたレウウィスにも弱点があった!
この朗報に一瞬だけでもホッと胸を撫で下ろすことができて安堵する読者が日本中で続出しているのが目に見えるようだ。

3. 隙をつくるな!

ダダダダッ。
廊下の奥、エマはレウウィスの真正面から銃弾を連射する。
しかし鬼は怯まず、エマに突進してくる。

パパパパパパッ。さらなる連射。
スッと横へ退く。と、そこにはエマに代わって銃を構えるレイの姿。
連射! また連射。

「エマ! 逃げろ!」
銃弾をもろともせずレイに迫るレウウィス。

レイは目の前のテーブルを鬼の前に蹴り上げ、その隙に反対方向へエマと駆ける。
テーブルをいとも簡単に切断し逃げたエマたちに振り向くレウウィス。

と! ダダダダダダダダッ。 連射、連射、連射が続く。
エマ達が駆け抜けたその先には準備万端のナイジェルが待機していた。

「3人目。」薄っすらと見え始めた視界から敵の人数を確認するレウウィス。

「見え始めている。」レイに若干の焦りが走る。

鬼に瞬時に詰め寄られ、狙撃銃を半分に切断される。
ナイジェルにその爪が達しようとした時、その腕をエマの銃弾が撃ち抜く。

大丈夫。
この狭い空間でならこちらが有利!
弾も銃もいくらでも仕込んでいる。
それらを全部 惜しみなく…

ありったけをぶっ放す!

ズガガガガガガッ!
連射、連射!
連射に次ぐ連射! 3人の銃口が一斉にけたたましく悲鳴を上げ続ける。

さらに連射!

この銃弾の豪雨に堪らず後づさるレウウィス。

彼等は戦法を変えた?
すべてを狙って撃ってきている。私の再生限界に気付いたのか?
あの閃光の攻撃も、目が…視神経が再生の遅い部位だと気付いての選択だったのか?

「なんて素晴らしい。」

自分の予想を大きく上回るエマ達の成長に喜びを隠せないレウウィス。
なんだかんだとまだ余裕を纏っている。

とは言えこれでは分が悪いか。一度場所を変えて――。

と、おもむろに壁を破壊し、屋外へと場所を移した。

エマやレイの読みはやはり当たっていた!
この短時間で確実にレウウィスの弱点を、身体の機能を、本人たちが思うよりも多くの事を的確に見抜いていたのだ。

若い鬼よりも回復が遅い…。
さすがのレウウィスも寄る年波には勝てなかったのだ!
そこらは人間と同じなのだな、と少しだけ安心してしまう。ほんの少しだけ…。   

それにしても、ひたすら銃弾を連射し続ける「嵐の銃弾作戦」は凄い!
少しずつ、確実にレウウィスを追い詰めていく。

それでも楽しみ、喜びを絶やさないレウウィスって…。
ここまで来ればもう立派な変態…としか言いようがない。

胸の奥からウネウネした吐き気がこみ上げてくる…。
筋金入りのサイコパス。

負けるなエマ! 倒すんだレイ!

読者は心の底から応援しているぞ!

4. 歩道にて…思わぬ援軍!

堪らず屋外の歩道へと移動したレウウィス。

「させるかよ。」
オジサンの声が向かいの建物の屋根上から響く。
もうすでに待機済みだ!

!? すぐにペットのパルウゥスが気付く。
「4人目。」

ガガガガガガガッ。 銃弾の豪雨が降り注ぐ。
かわし走るレウウィス。

「慌てるな、パルウゥス。」
あまりの猛攻に怯える子ザルをなだめ、確信する。
これで4人全ての位置と武器、すべてを把握した、と。
そして反撃をしようと―――。

ゴッ。
突然、巨大な建物の一部が目の前に飛んできた!

今、私は何をよけた?

レウウィスの眼前、土埃が立ち昇る中、大きな人影が浮かび上がる。

それは仁王立ちして、まんじりともせず「22194」と繰り返し呟く
アダムの猛々しい姿であった!

屋外でのオジサンの攻撃も加わりレウウィス包囲網は完成する。
全員による連射の嵐は、肩の子ザルも怯えさせ、レウウィス自身にも今まで以上の危機感と、かなりのプレッシャーを与えたように見受けられた…が!

その裏で戦況をつぶさに観察し、銃弾の星屑を凌いで反撃に撃って出ようと
チャンスを伺う最強の敵の姿があった。
レウウィスにはまだまだ余裕綽綽。やはり状況を楽しんでいるのだ。
が! が、である! ここで誰もが目を疑う、思わぬ援軍が登場する!

アダムである。

今まで仲間たちの中でもめだたず会話も出来ず、大きな体のために地味な肉体労働だけに勤しんでいたアダムである!

この時までは誰も、それは読者でさえも気に留める事もなく
忘れ去られていたアダムである。アダム君忘れていてごめんなさい。

何も喋らず、ひたすら「22194」との呟くだけの人畜無害な青年。

しかし我々読者は知っている。
彼がノーマンを見かけたことがあることを。

そう、エマやレイの一番の親友であり、リーダー的な存在でもあり
脱走前に別離したあのノーマンを見かけたことがあることを。

そして、彼が人知れず呟く言葉はノーマンの認識番号であることを!

やられた!またひとつ伏線が繋がっていく。
それにしても、ここで、このタイミングでアダムが絡んでくるのかぁ。

一見シンプルそうで実は超複雑なこの物語のミッシング・リンクの一つを
垣間見ることができたことに、読む者は満足を覚えること必至!
ウンウンとうなずくばかりである。

約束のネバーランド92話考察

絶望と不安で真っ暗で、出口が見つからない危機的な状況。
そこにエマの真っ直ぐな強い意志が、大きく燃える松明となって…
みんなを光り輝く希望の明日へと導いて行く!
レイの洞察が、みんなの絆が、それを輝く未来へとさらに後押しして行く!

そんな美しい景色を見させてくれるのが、この物語の最大の魅力だろう。
その希望への風景は何があっても、きっと来週へと明るく繋がっているはずである!

さて、次はどんな景色を見せてくれるのだろうか?

エマを信じてまた一週間、待ってみようではないか!

その価値は十分過ぎるほどあるのだから!

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