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約束のネバーランド【ネタバレ】94話「全員 生きて」感想!

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約束のネバーランド94話ネタバレ

瀕死の状態ながらも何とか気力で立ち上がるエマ。彼女の武器に瞬時に気付いた
レイとオジサンは作戦通りレウウィスに対し最後の攻撃を試みる。

銃弾の雨の中、エマが放った閃光弾が混ざり、その光で再起不能となるレウウィス。
さらなる銃弾の嵐が鬼を襲い、体中穴だらけのハチの巣状態となる。
そして、オジサンの〝止めの一撃〟が見事に急所である鬼の目を破壊し、
さすがのレウウィスも激しく出血しながら斃れ……死にゆくのであった。

とうとう人間が勝利をおさめたのである。

全員で喜び無事を確認し合うオジサンと仲間たち。
が、安心したエマは力尽き、その場に倒れ込むのであった。

秘密の地下通路で待機していたルーカスと小さな子供達の元にもナイジェルから
勝利の報告がもたらされ、帰還した先鋭部隊とひとときの勝利に喜びあうのであった。

ケガ人の応急処置をし、すぐにこの場を脱出する必要に迫られる子供たちだが
特に重体のエマは、一刻も早くシェルターに戻り輸血をしないと危ないことが判明する。

最短距離で突っ切ればギリギリ間に合いそうだがその道は来た時よりも険しく、
この大人数に手負いの子供たちを含めるとこの道は無理なことは目に見えている。

どう帰るか一人悩むオジサンに向かって――――

「俺たちを置いて行って、ルーカス。」
オリバーが毅然とした強い表情でそう切り出すのであった。

1. レウウィスの最期

レウウィスに刺され瀕死の状態で動けないはずのエマは不屈の精神で辛うじて立ち上がる。
そのエマの手の小銃に気付いたレイとオジサンはレウウィスへの最後の攻撃に打って出る。

「包囲!! 今度こそ最後だ!! 撃ちつくすぞ!!」 レイが叫ぶ!

そうか、あの銃…  オジサンがピンとくる。
あの銃には閃光弾が入っている。レウウィスはあの銃の事を知らない。
これこそが勝利の条件。

レイが撃つ。               銃弾の雨。
オジサンの薬莢が飛び交う。        銃弾の嵐。
ナイジェルの弐丁拳銃が轟く。       銃弾の集中豪雨。
ヴァイオレットが吼える。         銃弾の流星群。
そしてエマが渾身の閃光弾を放つ。     一発の太陽。

いける。 レイはそう直観する。
目が見え感覚が戻った今なら奴はこの銃弾の雨をよけない。掴んで止める。
紛れ込んだ異物(閃光弾)に気づいた時にはもう遅い。

奴はあの閃光を阻止することも、銃弾をよけることもできない。
どう足掻いてもどちらも食らう。

カッ。 閃光。 白の世界。
ドドドドドド。さらなる銃弾の雨あられ。銃弾がレウウィスに食い込む。

消耗させきれる。 今度こそ狙える!  急所(目)を!
レイの直観は確信へと変わる。

『人間(オレたち)の勝ちだ!!』

嗚呼(ああ)…
すべての銃弾を体中に浴びながらレウウィスは呟く
「やはり人間は良い。」

ズドン! オジサンの〝止めの一撃〟がレウウィスの目を砕く。

天に腕を差し出し、ゆっくりと後ろに倒れるレウウィス。
その時、今まで経験してきた出来事が脳裏いっぱいに駆け巡る。
まるで万華鏡の煌めきのような思い出の数々が――――。
こうしてレウウィスは長すぎた生涯に幕を閉じたのであった。
自分自身の納得のいくやり方で――――――。

あのレウウィスがとうとうエマ達に斃される。

今回レウウィスがオジサンに止めを刺された瞬間の「新たな場面」が加えられている。
それは死ぬ間際に脳裏に走馬灯が走るという、ほぼ人間の最期と同じイメージであり、
これを受けて、やはりレウウィスは人間が好き過ぎて、実は人間になりたかったのではないかという暗示なのでは……と、ついつい勘ぐってしまいたくなるのである。

2. 戦いの後に…残された町で。

嘘のようにシンと静まり返った町がそこにあった。

「斃した…?」ナイジェルが信じられないように呟く。「レウウィスを。」
「斃した…」 オジサンが言う。
「斃した…!!」レイも呟く。

「斃したぞ!! やった…やったァ!!」
「自由だ!!」       みんなが口々に叫ぶ。

その中にハアハアと苦しそうに肩で息をするエマの姿があった。
これで密猟場(かりにわ)が終わる。
息も絶え絶えエマは思う。
みんなの怯える毎日も…オジサンの13年の苦しみもこれで終わる。

「やったよ、みんな。」ヴァイオレットの目に仲間の顔が浮かぶ。
「やったよ…!」これでようやく、ようやく―――。彼女の頬に涙が落ちる。

オジサンの口もとにも笑みが見える。

ハッ。 ナイジェルが崩れた壁の方へと走る。
「アダム!!」壁にめり込み項垂れているアダムに駆け寄り声をかける。

「う………。」アダムが呼びかけに答えゆっくりと起き上がる。
「アダム!! よかった…!」喜ぶナイジェルとヴァイオレット。

「………。」 驚きで目を見張るレイ。
軽傷?   嘘だろ、ありえない。  あいつ一体何者だ?

よかった…! アダム…! 他の4人(みんな)にも怪我はない。あとはペペ…
立っているのがやっとなはずのエマが、自分よりも仲間たちを心配する。
早く手当てして逃げ……エマの思考が不意に途切れ、突然ふらつく―――。

レイが振り向く。

バタン。 エマは糸の切れた人形の様に地面へ倒れる―――。
「エマ!」レイが叫ぶ。
「おい、エマ。」  みんながエマへと駆け寄る。
「エマ!」     急いでエマを抱き起すレイであった。

密猟場(かりにわ)が消滅し、その後には静かすぎる町だけがひっそりと佇んでいた。
みんなの歓声が町に新たな彩を与える。

全員、命を落とさずにすんでホント良かったぁ~!
温かい気持ちが体いっぱいに湧きあがり優しさに満たされていく―――。

あれだけ酷いダメージを受けたアダムもほぼ無傷…。どういう事?
新農園での実験で何かされたのか? そして彼は一体何者だ?
深い疑問と不安が頭の中で激しく渦巻く。

そして突然のエマの昏倒。
気を失う寸前まで仲間の事を考え続ける彼女の心の美しさには只々脱帽するしかない。
「エマ、元気でいてくれ! 持ち直してくれ!」と願う事しかできない読者にとっては
何とも歯がゆいばかりである。

3. 再会

ふと、オリバーは目覚める。
「あれ……俺…は…?」

「目覚めた…! ルーカスさん、オリバーさんが目覚めました。」
周りの仲間たちが喜びざわつく。

「………っ」オリバーは起き上がろうとするがその途端、体に激痛が走る。
「動いちゃダメです。傷に障りますし、まだ麻酔だってきいて―――。」
「いや…行く…!行かないと。」
仲間たちの言葉を遮りオリバーが苦しげに呟く。

傷だらけのザックの姿を横に認め、彼は全員に尋ねる。
「戦況は?一体どうなっている?」

「…………。それは…」誰もなにも答えられないでいる―――。

「みんな!!」
―――と、少年が叫びながら遠くから走ってくる。

「ナイジェル…!」その姿を認めたルーカスが返す。
「怪物は…? たおせたの?」他の子供達も恐る恐る彼に尋ねる。

「斃したよ!これで全員自由だ!!」大声でナイジェルが答える。

一瞬、凍り付いたように全員の時間(とき)は止まった……。
が! 次の瞬間―――――、

わあああああああぁぁぁぁ。
すべてが歓声と大きな喜びにかわり、歓喜の渦がすべてを飲み込んでいく!

「他のみんなは?」ルーカスは冷静にナイジェルに聞く。
「今来る、けど――。」
ナイジェルの言葉が終るか終わらないうちに――――

「早く手当てを頼む!」
エマをおぶったオジサンと負傷したペペに肩を貸すヴァイオレットが
一気に通路へと飛び込んで来た。
と、オジサンの動きが静止する。彼の目はじっとルーカスに向けられている。
ルーカスが―――、
(13年前の別れの場面が……)
オジサンが―――、
(2人の脳裏に……)
凍り付く―――。
(フラッシュ・バックする……)

ガッ! 2人はガッチリと肩を抱き合い〝13年の想い〟をぶつけ合う。
「生きていた…本当に良かった!」ルーカスが笑う。
「それはこっちのセリフだ。バカ野郎!」オジサンも笑いながら答える。

そこは、2人の〝再会の喜び〟の空気で満ち溢れた穏やかな空間となっていた。

オジサンとルーカス。
13年の時を経て邂逅する2つの熱い魂。

私なんかは友人と数週間会えないだけで、胸に寂しさが込み上げてくるのに……。
それが何と13年!  13年!  4745日である! 
 
ずっと生死を共にしてきた〝真の友〟と呼べる存在との哀しすぎる別離から13年。
しかも「死んだかもしれないと覚悟していた親友」との再会を果たす。

もう言葉が出ない……。
約束のネバーランドは「男たちの友情」をも、ここまでしっかりと描き出してくれる
素晴らしい作品でもあると改めて強く再認識させられた瞬間であった。

4.危険な選択…オリバーの決意。

「喜び合うのは後だ。」エマをおぶったオジサンが言う。
「ああ、エマとペペをこっちに!」ルーカスもそれに応える。

「早いとこ手当てしてできる限りすぐにここを出ないと。」
みんなの前でオジサンが冷静に言う。
「まだ屋敷にバイヨンたちの手下がいる。奴らにばれる前に逃げるんだ。」
「その怪物をやっつけてからじゃ逃げられないの?」子供達から疑問の声が起きる。
「ダメだ、情報がない。」オジサンはハッキリと言い切る。

密猟者(バイヨンたち)は全て情報がわかっていたが、屋敷の手下の事は全くなにも
分からない以上、下手に動いてこれ以上犠牲を増やすべきではない。

「ルーカス!」負傷者の手当てをしていた少年が困り顔で訴える。
「足りないよ…もう、薬がない……。」

その瞬間、全員がざわつく。
いつの間にか負傷者の数が多くなり過ぎたのだ。

「だったら血を止めるだけでも…!」レイが焦り言う。
麻酔は要らない、消毒液も糸もナシでやれる。ナイフを火であぶって
血管を焼き切ればいい。あとは持ってきた“ムジカの薬”を使えば…。

「とにかく出血箇所を見つけてこの血を止めないと…!」 レイは畳みかける。
「シェルターに戻れば輸血できる器具もある。薬も少しならある。」
「今すぐにここを出よう。そうすればエマはきっと助かる!」

――――いや、それができないとエマは死ぬ。

レイは歯軋りする。

エマは絶対に死なせない。

「だれ一人死なせない」
その時、笑顔のエマの言葉が彼の脳裏に甦る。
「全員生きてこの密猟者(かりにわ)を出るの。」

仲間たち全員がエマを想う。

引き続きオジサンは冷静に分析する。
ここまで4日の道のりだが、最短距離で突っ切れば1日半程で行ける道もなくはない。

だが、その道だとさらに険しくなる。
この人数に、この手負い……このままじゃ最短ルートはムリだ。
どうする? どう戻る―――?

「置いて行って。」

突然、はっきりとした力強い声が通路に響き渡る。

「え」ルーカスたちは声の方に振り返る。

そこには中空の一点をジッと見すえ、軽く微笑んでいるオリバーがいた。
そして、毅然と同じ言葉を再び口にするのだった。

「俺達を置いて行って、ルーカス。」

レイやオジサンたちはレウウィスを斃した喜びに浸る間もなく、
厳しい現実と状況を無造作に突き付けられる。

治療薬の枯渇、
もう時間が無いエマの状態、
全員で急いで動く事ができないという状況。

その出口の見えない袋小路に陥りかけた全員の心を
ひとつの言葉が救い出す。

「俺たちを置いて行って。」

しかしこの言葉は諸刃の剣となって、
オジサン達と読者全員の心にグサリと突き刺さり、苦しすぎる苦痛を生み出すのである。

辛すぎる…。

約束のネバーランド95話の考察

今週のキイワードは〝命を賭けた究極の自己犠牲〟である。

エマは自分の命を賭けて閃光弾を放ち、
オジサンとルーカスはお互いの自己犠牲の精神により
「哀しい別離」と「輝く再会」を経験し、
オリバーはみんなの為に、自分たちを置いて行くようにと言い切る。

すべてがそれぞれの命を賭けた〝自己犠牲〟から成り立っているのだ!

でも、考えてみてほしい。
一見、命を捨てるかのように思えるエマやオリバーの自己犠牲の行為だが
エマたちの目は「明るい明日」と「みんなが輝く素晴らしい未来」しか見ていない、
いや、見えていないのである。

そう! エマ達の頭の中には「自己犠牲」なんてことは一切存在しない。
それどころか、みんなと一緒に幸せな世界で暮らしていくことしか見ていないのだ!

この“素晴らしく偉大な力”が、エマたち仲間全員を―――、
そして、この物語を読んでいる日本中の読者全員を、
来週の新たな希望へと一気に連れて行ってくれることは間違いない!

さあ! みんなで手と手をしっかり取り合って“来週の希望の大空”へと
大きく舞い上がって行こうではないか!

WE CAN FLY!!

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