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約束のネバーランド【ネタバレ】第127話「対立」感想!

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約束のネバーランド【ネタバレ】127話

ノーマンは鬼を食べなくても生きているムジカ達を—————————
彼が言うところの〝邪血の少女〟を知っていた。

彼女は約700年前に現れた「人を食べなくても大丈夫な超特異個体」で、
彼女は自分の僅かな血でその力を他者に伝染させることができるのだった。

が、その存在自体が社会を脅かしかねないと看過した
支配者階級の王や貴族達は彼女ら全員を速やかに捕らえ、
全員を悉く食い殺すのであった。

その〝邪血の少女〟の生き残りがムジカだったのだ。

そのムジカ達の存在が〝革命〟における危険な不確定要素だと感じたノーマンは
「探し出して殺さなくてはいけない。」と言い切る。

その意見に怒りと絶望を感じたエマは「鬼を滅ぼしたくない」
「ムジカ達を助けたい」とノーマンに必死で訴えるのだが・・・

「鬼を絶滅させなければ家族で笑い合える未来はない!」と
ノーマンにはっきりと断言されてしまうのであった————————————。

 

 

ムジカの正体

―——————————約700年前。 ある寂れた村。

「もう2年は人肉を食えてない・・・」

そこの鬼達は殆どが滅び・・・
数人の鬼達が辛うじて知脳と人の姿を保っているばかりだった。

「隣の村は全滅だってよ・・・みんな獣みたいに変わっちまったって・・・・。」

「ああ・・・ダメだ・・・」
一人の鬼が力尽きて前のめりに倒れ込む。
「俺達も・・・じきに・・・。」

ザッ・・・   (前方で物音がする・・・・。)

と・・・鬼が前の気配に気付き顔を上げると——————————。

「大丈夫、もう大丈夫よ。」
そこには優しく微笑み、右手を差し出す高貴な女性の鬼が立っていた。
そして彼女の後ろには・・・
彼女と同じ衣装を纏った多くの鬼達がいるのであった―——————―————。

 

―——————————そして現在。 ノーマンの部屋。

「〝邪血の少女〟?」エマは問いかける。
「ノーマンは・・・知ってたの?」

「ああ・・・存在を伝え聞く限りだけど・・・。」
ノーマンは語り始める。

「その鬼は生まれて一度もヒトを食べたことがない。
人を食べなくても形質と知脳を保てる〝超特異個体〟なんだ。
生年不明。
出身不明。
記録上初めて確認されたのが700年前のこと。

彼女は飢餓の村に現れた救世主で、
わずかな血でその力を他者に伝染させることができた。
ただひと口―———————
彼女の血をたったひと口飲むだけで
飲んだ鬼は彼女と同じ体質を手にできたんだ。」

「えっ・・・それって・・・・。」
エマが口を挟む。
「ムジカの血を飲んだ鬼は
人を食べなくても大丈夫な鬼になれたってこと?」

「そう・・・そしてその血で同様の鬼を増やせる力を得たってことだ。」
ノーマンが頷く。

「じゃあムジカの血を貰った鬼も、
人を食べなくても退化しない鬼を作り出せた・・・・!」とエマ。

「その後、その村周辺の鬼達は彼女の力を分け合って全滅を免れた。」
「やがてその噂は王や貴族の耳にも入り、調査が行われた。
そして王家・五摂家は彼女ら全員を探し出して捕らえ―——————」
ノーマンは一呼吸置いて続けた。

「その血を持つ全員を食い殺したんだ。」

 

 

ここでムジカの正体が明かされる。
やはり彼女は〝邪血の少女〟の一族の生き残りで、
人を食べなくても大丈夫な超特異個体だったのだ!

そして700年以上も前から鬼を救う活動をしていた・・・・・
人間でいうところの神様に近い存在だったのだ!

しかも彼女の血を飲めば彼女と同じ力が伝染し退化しなくなるなんて、
良いことだけが感染していく——————————
例えは悪いが〝天使の力を持つゾンビ〟(笑)ではないか!!

が・・・・!
その〝邪血の少女〟達は皆殺しにされて食われたって・・・・・!??
一体何が?
取り急ぎ次へ進もう。

 

 

尊き血と鬼社会の闇

「・・・・え?・・・・なんで?」エマは驚く。

「それは彼女の血を恐れたからさ。」とノーマン。

「記録では彼女は食べられて死んだとなっていたが逃げのびていたのか・・・。」
ノーマンは口を右手で覆いながら呟いた。

「けどそうなると―————————
ソンジュはムジカの血で退化を免れた生き残りって事なのか・・・。」とレイ。
「王家と五つの貴族も〝例外〟ってわけだな。」

「ああ、その通り。」ノーマンが答える。
「ギーランもそれを知っていて・・・
王家と五摂家を殺して食べたがっている。
だからこそギーランをぶつけて一掃するんだ。

という事で、王家・五摂家は〝例外〟ではあるのだが・・・
作戦になんら支障はない。
王達は僕達が直接始末するよ。

だから前にレイが懸念した〝策〟の崩れはないよ。
それより危ないのは———————」

「ねぇ待って!」エマが堪らずに叫ぶ!

「私・・・よくわかんないんだけど・・・!」
エマは両手を広げて必死で説明を求める。
「なんで!? なんで王家や貴族達はムジカの仲間を食べちゃったの!?」

「邪魔だったから・・・。」それに答えたのはレイであった。
「王達からすれば農園での人肉の供給が自分達の手にある今、
意図的な格差を作る事ができ、この世界を好きに支配できるだろ・・・・。
そんな王達にとってはムジカ達の力は邪魔でしかなかった。
だから捕らえて殺し、独占した・・・そういうことじゃね?」

ノーマンは黙って頷く。
エマは怒りで顔を歪ませる。

「エマ。」ノーマンがレイの言葉を継ぐ。
「これは別に驚くことじゃない。
みんな私利私欲で動いている。勿論全員ではないけれどね。
そして・・・これが僕達を取り囲んでいる〝世界〟ってものなんだ。」

「みんながエマみたいに優しい気持ちでいるわけじゃないんだよ。」

エマの顔は困惑と絶望と嫌悪感にくもっていくのだった―————————。

 

 

尊い筈の〝邪血の少女〟とその関係者達。
もしかしたら「鬼」と「人間」との架け橋となり、
この二つの種族の〝歪な関係〟を見事に修復していたかも知れいこの重要人物達を・・・
王と貴族が支配と私利私欲と社会の階級システムを守るために
皆殺しにして・・・しかも食べていた!??

そして王達も人間を食べなくても退化しない〝例外〟となっていたのだ!

社会の暗部を見せられて気分が悪くなる。
ムジカ達もこの社会の被害者だったのだ・・・・!

この何処にもぶつけられない怒りを何とか胸に納めて
次へと行こう。

 

 

鬼を滅ぼしたくない!

「それよりも警戒すべきは〝ソンジュ〟と〝ムジカ〟だ。」
ノーマンは厳しく言い切る。
「彼らは退化した鬼を人型に戻す力を持っている。」

「僕らの〝反乱〟を知って、どう動くのか読めない。
ラートリー家に先を越されて捕まってしまっても不都合だし・・・
食用児の安全上極めて不確定な危険要素だ。」

「探し出して殺さないと。」

ノーマンは驚くほどの無表情でそう言うのであった。

「待って!」エマの顔が苦しみで歪む。
「ソンジュとムジカは大丈夫だよ!」

「彼女達は友達で恩人なの! 殺すなんてやだ!!」

「エマ?」 ノーマンが無表情で機械的な目をエマに向ける。
「でも彼らは鬼なんだよ?」
「僕らが鬼を滅ぼすのを彼女らが黙って見ていると思う?」
「それを許せると思う?」

「じゃあ絶滅させなければいい!!」
エマの言葉は絶叫に変わっていた!!

「ノーマン・・・私、鬼を滅ぼしたくない。」
エマは怒りと困惑と絶望に歯を噛み締めながら
魂の底からそう叫ぶのであった———————————。

 

 

とうとうノーマンから信じられない言葉が飛び出す!

「ムジカ達を探し出して殺さないと。」

この彼の一言でその場の空気に戦慄が走り、
エマの心は雷に打たれたような衝撃が突き抜ける!

あんなに優しくて春風のようなノーマンの口から、
ムジカを「殺す」なんて言葉が出るなんて・・・・。

エマと同じくらいショックを受けた読者も多くいるはずだ!!

そしてノーマンの無表情で〝気持ちの悪い〟あの表情はなんだ!?
これはもう怖すぎる・・・・!
こんなノーマンは二度と見たくない!
もうこれ以上は見せないで!!
懇願に近い祈りが心に込み上げて止まらない。

 

 

ノーマンの最終宣告

「私それをノーマンに相談しにきたの。」エマは問う。
「できるんでしょ? ムジカの血があったら・・・。」

「ううん・・・ムジカ達を探さなくても王や貴族の血だって・・・
鬼達が人を食べなくてもいい体にできるんでしょ?」

エマは必死の形相になる。

「だったらもう争わなくていい! 争う必要なんてない!」
「今の王属と貴族だけ権力の座から下ろせば―—————————。」

「だめなんだよエマ。」
ノーマンが毅然と言う。
「鬼は必要がなくても食べたければ襲ってくる。
この700年の王・貴族がまさにそうだったし―————————
ギーラン達だってそう・・・
そもそも人間だってそうじゃないか。

大好きなご飯に『私を食べるな』と言われて、
『はい分かった』と我慢できる?

エマならできるかもしれないけど・・・
弟妹達に同じ我慢を強いられる?

全ての鬼が食料(ぼくら)に情けをかけて食欲を抑えられると思う?
この僕らなんかに?」

「じゃあ人間の世界に逃げようよ!」エマは叫ぶ!
「〝七つの壁〟を超えて
〝約束〟を結び直して・・・鬼が追って来られないようにしてから
人間の世界へ逃げればいい。
鬼から人間は奪うけど・・・絶滅させるよりはずっといい!」

「人間の世界が安全で受け入れてもらえるか分からないのに?」
ノーマンは反論する。
「エマ、何もかもが選びとれるほど世界は甘くはないんだよ。」

「断言する!鬼を絶滅させなければ家族で笑える未来はない!」

ノーマンはエマに向かってハッキリとそう言い放つのであった―——————————。

 

 

ノーマンからの最終宣告、それは—————————
「鬼を絶滅させなければ笑える未来はない」という言葉であった。

これでエマとノーマンの対立は決定的になった。
鬼を滅ぼしたくないエマ。
滅ぼすしかないノーマン・・・。

この2人の正反対の意見は何処まで議論しても平行線をたどるだけで・・・
全く折り合いがつかない。

このままではエマとノーマンの友情・親愛の情にも亀裂が入りかねない・・・
2人は一体どうなってしまうのだろうか?
その答えは来週を待つほかにはないのである。

 

 

約束のネバーランド127話の感想

今回の「約束のネバーランド」は―———————
前半は〝邪血の少女〟の歴史について、
後半はエマの〝熱い感情論〟と、ノーマンの〝クールな正論〟の対立が描かれる。

特に前半は導入部からして、歴史の偉人の伝記ドラマや、
有名な宗教の伝説や逸話の如き煌めきが感じられ・・・
〝邪血の少女〟の崇高さや重さが
ひしひしと伝わる素晴らしいオープニングとなっている。

その後〝邪血の少女〟達の運命がノーマンの口から語られる。
社会の暗部や権力者に〝崇高な心の持ち主〟が飲み込まれていく・・・
その悲劇には胸がとことん締め付けられる。

純粋で明るく人を癒す能力者が最後に死を突き付けられる。
これを現実に置き換えると
いろんな所で目と耳にする物語なのだが
いつも行き場のない怒りが込み上げてきて絶叫したくなる衝動に駆られる。

物語はこのイヤな気持ちを引きずったまま後半へと突入する。
「友達であるムジカ達を救いたい!」
「鬼を滅ぼしたくない!」と熱く叫ぶエマ!

「鬼を絶滅させなければ人間の笑える未来はない!」と、
あくまで冷静、クールに圧倒的正論を語るノーマン。

エマは―————鬼を滅ぼさない方法を必死で模索し順番にあげつらねるが
ノーマンがそれらを悉く論破していく!

エマの語る言葉は一見素晴らしいが、それはあくまで理想論でしかなく、
本当に「人間」の事を一番に考えるなら、
やはり残念だがノーマンの意見が今のところは一番の正しいのだ!

そう、エマは今回・・・とうとう厳しい現実を突きつけられてしまうのである。

そして
さあ、来週である。
エマにとってはかなり厳しく絶望的な状況の中、
果たして彼女は突破口を見つけることができるのだろうか?

何とか〝新たな道〟を見つけてもらいたい。
イヤ、エマなら必ず見つけてくれるはずである。

もしかしたら場合によっては
ノーマンから離脱するのでは・・・
という展開もチラッと頭をよぎるのだが・・・

まあその時はその時!
どうとでもなれってことで!
私達読者は、何があってもエマをずっと応援し続ける事を心に誓って、
今回の記事を終わろうと思う。

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