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約束のネバーランド【ネタバレ】98話「始まりの音」感想!

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約束のネバーランド98話ネタバレ

2031年12月。
後ろ手に腕を縛られた人たちが横一列に跪いている。
その目の前には処刑の命令を出すピーター・ラートリーがいた。

2046年3月。
ピーター・ラートリーの戦闘部隊がシェルターに踏み込み、全てを探索するが、がそこは「もぬけの殻」であった。

ところ変わって―――別のシェルター。
朝の6時、クリスの元気な「おはよう」の声で一日が始まる。
63人の家族が仲良く仕事を分担して毎日、和気藹々と楽しく暮らしている。

そんな中、エマ達は〝隠し部屋〟で〝支援者〟からの連絡を待っていた。支援者に連絡を入れてから早7日、まだ何の音沙汰もない。

その頃、誰もいないシェルターで、戦闘部隊のリーダーであるアンドリューが、このシェルターが〝ダミー〟であることを見抜き、組織の中に協力者がいることを看過する。
そして、ピーターに子供たちもろとも関係者の抹殺も命じられる。

一方、地下室では、突然、支援者からの電話のベルが鳴り響き、受話器からモールス信号が流れ出す。その暗号を解読したレイは〝支援者〟の実在を確信する。

時を同じくして、森の奥ではフードが付いたマントを纏いこちら側に背負を向けて蹲った人物の後ろ姿が、子供たちの無事を祈っているのであった。

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1. 追撃者の影

2031年12月、後ろに手を回し跪いている人々の姿があった。その両手は縄できつく縛られている。

彼等の前にはピーター・ラートリーが立っている。
「これで全員か。愚かな裏切り者が…。」
「殺れ。」彼は容赦なく残酷に言い放つのだった。

2046年3月。広野の地下にあるシェルターの入り口。

「一人も生かすな、全員殺処分だ。」ピーター・ラートリーの戦闘部隊がシェルターの中へと踏み込む。が、そこはすべてが「もぬけの殻」であった。

トン、トン。「誰もいない…?」
部隊のリーダーの男は腕時計を指先で叩きながら考え込むのだった。

今回は初っ端から、ショッキングな回想場面で幕が開く。
裏切り者ピーター・ラートリーの残酷な一面を垣間見せる容赦ない命令が、これから先エマ達をどんな苦難に立たせるのかを考えただけでもゾッとする。

エマの敵は人間なのだという事を、改めて認識させられる。

その魔の手は、既に今この時にも迫っている。ピーターの秘密戦闘部隊がシェルターに侵入するのだが、そこは「もぬけの殻」。良かった~!

侵入前に一コマだけエマの寝顔が描写されていたから…てっきり窮地に陥ったのか!と、肝を冷やしてしまった…これには見事に騙されてしまった。
この「スリルの演出」のあまりの上手さに安心と、軽い憤りを感じた読者も多かったはず!

それにしても気になるのがリーダーの男。「切れ者っぽく」て、この先物語に絡んできそうな予感。注目していこう。

2. シェルターの平和な日常

早朝、ぴったり6時。カン、カン、カン。「おっはよ~~っ!!」
B06-32のシェルターの朝は、いつも元気な男の子クリスの鍋を叩く音で始まる。

ここでのみんなでの共同生活も早、一か月半。
現在63人家族。性格、年齢、出身も違うが、みんな仲良しで和気藹々と暮らしている。

料理、お掃除、食料の調達、その他もろもろの仕事は分担制で、ハウスの頃より狭く、ご飯の量も少なくなったが毎日が楽しく、みんながこの生活を気に入っているようだ。

そしてエマとレイは地下の〝隠し部屋〟で〝支援者〟からの連絡を待っているのであった。

その後の子供たちみんなの日常生活がとてもアットホームな雰囲気の中で、和やかに描かれていく。なんてことはない普通の日常の生活。

しかし、この普通の日常生活こそがみんなが待ち望み、欲していたもの。これこそがみんなの幸せの形の一つなのである。

なんか最終回の光景を見ているような雰囲気でもあるが、決してそうではない。これはあくまで途中経過なのである。その事をしっかり胸に刻みつけ進んで行こう。

あと、〝支援者〟からの連絡が無いのも少し不気味な感じがして…何か胸騒ぎがするのだが気のせいであって欲しいと思うのは私だけではないはず。

3.〝支援者〟と〝追跡者〟

―――7日前、〝支援者〟と連絡を取るかどうか、エマ達はミーティングを開いていた。

「実際確かめないと。」ユウゴが言う。
「でも…連絡を取って大丈夫名なの?」ソーニャが心配気に尋ねる。

もし〝支援者〟が殺されていたら…その敵が〝支援者〟のフリをしてここを突き止めることになるのでは…と、危惧したのである。

「確かに、その危険はミネルヴァさんも教えてくれている。」ルーカスが言う。

シェルターへの帰り道、痕跡を残すな。
シェルターの出入りには気をつけろ。

「俺達もその通りにB06‐32(ここ)まで来たよな。」

「このシェルターの回線も外から探知できないように仕掛けがしてあるらしいし、
ダミーのシェルターもいくつか用意してくれているみたい。」
ギルダが笑顔で横から語りかける。

「互いを確認する合言葉も指定されている。勿論、それでも危険は残るけど…」
レイが冷静に続ける。

「たとえ、危険があっても確かめたい。」エマがキッパリと言い切る。
「〝支援者〟がいたら助けてほしいし、もしいなければ他の手を考えなくちゃ。」
時間があるうちにハッキリさせたいとエマは説明する。

エマは、全員がその意見に了解したのを確認すると、ミネルヴァさんのペンを使って誰も知らなかった秘密の地下室へとみんなを導くのであった。

その部屋には、壁に取り付けられた電話機たった一つだけしかなく、殺風景な光景が目の前に広がっていた。

カチャ。 エマが受話器を取りボタンに指をかける。
「連絡の方法はこの電話から指定された番号にかけるだけ。24時間以内に返事が来る。」

「かけるよ。」エマの指先に力が入る。

―――それから7日、電話機はうんともすんとも言わず、なんの音沙汰もナシであった。

「ミネルヴァさんの録音から15年、さすがにもう〝支援者〟はいないのか。」
レイが溜息を吐きつつ言う。

けど、回線が断たれているわけでもない。
敵が出るでも、掛け直してくるでもない。これは――――、
一人思案に暮れるレイであった。

一方、彼等を追い続ける特殊部隊。
「もぬけの殻?」ピーターが問いかける。
「はい、というよりアレは〝ダミー〟ではないかと…。」と、連絡主の声。

ピーターは思考を巡らす。
兄さんならやり得るな…
我々の裏切りを予期して諸々の手を打っている可能性はある。

「それだけではありません。」連絡はまだ続いている。

「恐らくまだ、先代の手の者が残っています。」
彼は淡々と報告を続けていく。

近辺の電波からは探知できず、私は彼等の足取りを辿りました。トン。

想定される人数は40人以上、いくら痕跡を残さず逃げても、全てを完璧に消すことは不可能です。私はそれを追って〝ダミー〟に辿り着きました。トン、トン。

彼等の足取りを消し、偽の痕跡で我々を誤導した奴らの協力者がいます。
トン、トン、トン。彼の指で腿を叩く仕草が次第に激しさを増していくのだった。

そしてエマ達がいる地下室では―――

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリィィィィ。 ガチャ。

突如として電話機が鳴り響き、彼女は恐る恐る受話器を取るのであった。

エマ達は〝支援者〟と連絡を取るのだが、それを決断するまでのみんなの心の動きや葛藤が手に取るように分かり、ここでもエマの信念と希望のパワーがみんなを引っ張って行く。とにかく前へ、未来へと進むのだと!

皆もそれには異存はなく、事はスピーディに進んで行く。
ここでも、エマが「ストーリー」をドンドン加速させる「速装置」の役割を担っている事が理解できる。

そして、やはり不気味なのが追跡者の影。
無駄のない追跡力と的確な状況分析力。この人物は「只者ではない臭」をプンプン臭わせている。

しかもトントンと指で叩く癖は明らかに神経質で、どこかサイコパスな雰囲気を醸し出し、
益々気になってしまう。早く顔が見たい!と、心は次へと歩み出す。

4.〝追跡者〟と〝支援者〟の影

「成程、まだ残っていたということか。」
電話の向こうからピーターが冷たく言い放つ。

「よかろう、やり方を変えよう。」
トントン、トン。

「標的の子供たちとその協力者全員、まとめて始末しろ。」電話の向こうの声に殺気が漲る。

「任せたぞ、アンドリュー」

「はっ!」
アンドリューと呼ばれたハンサムな青年は、メガネの奥の瞳に鋭い眼差しを光らせ、直立不動で、気合いの入った返答を返すのであった。

一方、秘密の地下室で鳴っている電話機から受話器をとり、そっと耳に近付けるエマ。
「ツー、ツー…」何かの通信音が聞こえる―――ハッ。「モールス!」

直ぐに気付いたエマは解読できるレイに受話器を渡す。

ツツツツー。           〝ワルイガ、イマハ、アエナイ〟
ツ、ツー。              〝ジキ、コチラカラ、セッショクスル〟
 
通信は続く――――
〝キヲツケロ〟  〝テキハ、ピーター・ラートリー〟
〝ミネルヴァノオトウト、ラートリーケトウシュ〟

弟? 当主? レイが驚愕する。

「オイ待て、合言葉は!?」ルーカスが横で叫ぶ。

通信はまだ続いていた。 本物…!? レイは集中する。

〝ソコヲウゴクナ〟  〝カナラズムカエニイク〟 プッ………。

「切れた…」 レイは考える。

〝支援者〟はいた…。 録音でもない今生きて受話器の先に―――。
レイは強く確信するのであった。

「さあ生き残っておくれよ、少年少女達。」
それと同じ時に、深い森の中、フード付きのマントを纏い、こちら側に背を向けて岩場に腰かけた〝謎の人物〟が、静かに呟くのであった。

ここで追跡者の正体が明らかとなる。なんとイケメンなメガネ男子ではないか!
そして関係者全員抹殺という冷酷無比な命令が下る。それに忠誠を誓う返答を即座に返すという事は、人の命を奪う事に何の躊躇いもないということ。

これぞ鬼以上に恐るべき〝真の敵〟の姿で、背筋を悪寒が走り抜ける。
そして、絶対に捕まってはいけない「死の鬼ごっこ」がもう既に始まってしまっているという事実に驚愕と戦慄を覚え、恐怖の展開にもう只々開いた口が塞がらない…。

最後に出てきた謎の人物が、本当に〝支援者〟なのかそれとも何らかの〝罠〟なのかも現時点では何も分からない。

強烈な追跡者が現れたという事は、強烈な協力者も現れていいのでは?と都合のいい事をついつい考えてしまう程、イケメンの敵はインパクトが強過ぎる。(人気出るだろうなぁ)

それだからこそ、エマにも強烈なインパクトを持った強い味方が現れることを心から祈るばかりである。

約束のネバーランド99話考察

今週は〝影〟という漢字を何回か使わせてもらったのだが、その言葉がキイ・ワードとなるであろうか。
「強い光には影が付きもの」とか「影があるからこそ光が目立つ」などとよく言われるけれど、今回の影は「忍び寄る恐怖の影」と「密かに見守るおおらかな影」の2つのことである。

今回は〝追跡者〟と〝支援者〟らしき人物?の新たな2人のキャラクターが登場する

その2つの影は全く性格が異なり、追跡者の影がー(マイナス)であり、負や不安、死の恐怖の象徴で、かたや支援者の影は+(プラス)であり、正や安心、全てを包み込む圧倒的な希望の象徴である。

今は追跡者の影がエマ達や私たち読者の心に、大きく入り込もうとしているのだが、近い将来、いずれ支援者の影が全てを包む温かい希望の光に変化して、追跡者の影を覆い尽くしてくれるはずである。

そう信じて、来週へと望むことが私たち読者の務めであり、心の拠り所でもあるのだ。

エマはきっと強力な支援者と出会い、「新たな明日への希望」を私達に届けてくれるはずだ。

追跡者の影なんて、何するものぞ!

走れ!エマ! 希望の光の真ん中へ!

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